尿に血が混じっているように見える・・そんな経験はないですか?尿に血が混じることを、「血尿」といいます。血尿には2種類あり、ひとつは、肉眼でそれと分かる「肉眼的血尿」、もうひとつは黄色い尿に見えるけれども実は赤血球が混じっている「顕微鏡的血尿」です
会社の健診などで「血尿」が認められることがあります。顕微鏡的血尿の場合、すべてが病気というわけではありません。しかし、時として重篤な疾患が隠れている場合がありますので、「血尿」が見られた場合には、自覚症状がなくとも泌尿器科に受診ください。
肉眼的血尿の場合は、なんらかの泌尿器科疾患が見られることが多いです。尿の経路(腎・尿管・膀胱)のどこかに炎症や腫瘍、結石がある場合が考えられます。痛みを伴う、伴わないに関わらず、血尿が出たときは、まずは泌尿器科に受診するようにしてください。